MRI は磁場と電波で撮像する画像診断装置で、人体の様々な方向の断面の画像が得られます。
X 線は使用しないので、被爆はありません。
当院では、AI(人工知能)技術を搭載した最新型の超伝導型MRI 装置を導入し
ています。
高い磁場強度(1.5T(ステラ))により高画質の撮像が可能で、様々な部位や疾患の検査において幅広い診療情報が提供できます。
薬を使用せずに血管も描出できます。
病気の早期発見や予防にも効果的な検査です。
当院では、AI(人工知能)技術を用いた画像処理機能を搭載した64 列マルチスライスCT を導入しています。低線量で視認性が良い高画質が得られ、一般的な画像処理術を使用した場合に比べ、被ばくを最大83%、画像ノイズを最大90%削減しています。また、64 枚同時に撮影できるマルチスライス検出器を搭載、広い範囲を短い時間で撮影できるため、患者様の負担が軽減されます。
2022
年 10 月より腰椎・大腿骨 で の骨密度測定が可能になりました。
これまで当院では、手の骨での骨密度測定のみでしたが、真の骨の状態を把握するため、 腰椎・大腿骨用 X 線骨密度測定装置を導入いたしました。
この装置により、いち早く足や腰の骨の状態を把握することができます。
ご高齢になると増える足(大腿骨 の骨折予防 に繋がること 期待しています。
当院では、富士フィルムのデジタルX線画像診断システム(FCR)を採用しています。
FCR(富士コンピューテッドラジオグラフィ)は、X線の結果をデジタル化して診ることが出来る装置です。デジタル化することで、撮影後すぐに診察室等の モニターに映し出して診断することができますので、検査後にお待たせすることがありません。また、部位・目的に応じたコンピュータ画像処理により骨部から 筋組織や脂肪などの軟部までの幅広い領域を鮮明で見やすい画像として描出することができますので、診断精度の向上が図れます。
両手・両足の血圧を自動測定し、短時間で動脈硬化の状態や足の動脈のつまり具合を判定できる世界初の動脈硬化検査装置(Form PWV/ABI)です。
血圧測定と同時に脈波伝播速度(PWV)等も自動計測し、動脈壁の硬化(石灰化など)を簡単に評価できますので、薬や運動療法等による具体的な治療経過の追跡が可能です。
近年、動脈硬化をさらに評価する方法として、末梢毛細血管圧の測定が大変注目されています。血圧脈波検査(ABI/PWV)と共に、末梢循環障害(手足の冷感)の評価として大変有用な検査です。
脳から生じる電気活動をとらえる検査です。小さな電極を用いて行いますので、痛みはまったくありません。
検査時間は約30分で、患者様に苦痛を与えることなく、変化する脳の機能状態を診断できる検査です。
脳波検査の対象とされる病状には、意識障害・けいれん・失神・行動異常・中枢性の運動あるいは感覚障害や言語障害・知能障害・夜尿・不眠・ねぼけ等があります。
患者さまに、痛みや苦痛を与えることなくスピ-ディに精度の高い診断が出来るように、高感度・高密度に画像を表示できる超音波診断機器を設置しています。
さらに、透析センターでは2機種のポータブル型超音波機器を常備し、ベッドサイドにおいてでも、迅速な検査ができる体制を整えております。
患者さんの体の温度変化を温度分布像として表示する装置です。侵襲や危険がなく検査できる、非接触式の無痛・無輻射で安全な医療診断ツールです。
赤外線サーモグラフィーは、発熱と炎症の把握を含む血行疾患などの診断にも用いられます。温度分布によって炎症・血行疾患の可能性が指摘でき、SARS、 インフルエンザ、乳癌、神経系疾患、頚部痛、腰痛、疼痛症候群、関節炎などの診断ができます。例えば炎症、筋損傷、神経損傷などはX線、CT検査では発見 が困難ですが、サーモグラフィーでは簡単にできます。
眼底は、全身の中で唯一、直接血管を見ることができる部位です。眼底カメラによる撮影は、緑内障などの眼科疾患をは じめ、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の早期発見に非常に有用な検査です。当院では、ごく短時間で撮影が行える高いスループット能力と高画質の両立を兼ね 備えた眼底カメラを設置して診断に応用しております。
このカメラは、従来の1/4のフラッシュ発光で眩しさを抑えた撮影を実現しています。さらに患者様の視点に配慮した新しい顔受けユニットの採用などにより楽に検査を受けられる設計となっています。
ABPMとは自由行動下血圧測定という意味です。ABPMは24時間の血圧計測を行い、1日の血圧の動態を把握する ことで日常生活中の心電図を記録し、これを解析して観察する検査です。不整脈と冠動脈が痙攣する冠攣縮性狭心症は、労作と無関係に夜や早朝に多く見られます。このため、短時間の心電図検査や負荷心電図検査では診断がつかないため、実生活の中で心電図を記録し続けるこの検査が有用となります。
この検査は入院せずにご自宅で普通に生活していただくことが可能です。検査のために無理に安静をとる必要は全くなく、むしろ通常通りの生活をしていただき、解析することで不整脈などの心臓機能の変化、薬効評価などを行い診断、治療への情報提供をより正確に提供させていただきます。
御自宅で、腕時計感覚で簡単に装着ができる睡眠時無呼吸症候群検査装置です。重さも、わずか100gで、センサーを指と鼻のところの2ヶ所に装置するだけで、呼吸の状態、いびきの状態、血液中の酸素の状態がわかります。寝る前にセンサーをテープで貼って一晩寝ていただき、 次の日に装置を当院までお持ちください。解析・診断結果は、数日中に出ますので、迅速に適切な治療を行なうことが出来ます。
筋肉と神経の障害部位を特定するために使われる検査機器です。神経を電気刺激したことにより得られる反応から、神経伝導の障害を確認します。当院では、主に糖尿病による末梢神経障害の検査に使用しています。
当院では、最先端・コンパクトな骨密度計により骨の強さを評価
骨の強さを判定する際に骨密度測定があります。当クリニックではDXA法(DEXA法)の骨密度測定装置を導入致しました。
DXA法は骨量を単位面積で割った値で算出し、骨密度として表します。骨密度とは骨の強さを判定する診断基準のひとつであり、その尺度は若い人の健康な成人の骨密度を100%とした場合、検査を受けている人の骨密度が、どれほどの骨密度であるかということを算出します。
DXA法の利点は、短い検査で誤差も小さく、放射線量も非常に低いことで、安全性に優れています。
直線偏光近赤外線には血管の拡張・生体活性物質の生産を促進する作用・神経興奮性の抑制などに関与し、鎮痛・消炎、創傷治癒に効果があります。
星状神経節への近傍照射は、無痛かつ無侵襲です。ストレス等で緊張している交感神経を正常な状態に戻し、血行を改善することにより、
頭痛、関節痛、手足の血行障害、各種疾患の疼痛、皮膚潰瘍など多くの疾患に効果を発揮します。
当院は電子カルテによる診療を開始しました。
電子カルテは記録をきちんと残すことができたり、データの比較が容易だったり、フィルムを使わずにきれいな画像を記録できたり、と紙カルテより良い点はたくさんあります。
事務・診察室・処置室・透析センター・病棟に院内LANで結ばれた端末を配置して、電子情報による診療記録を用いることで、検査・処置・処方などの確認を行い安全でスピーディーな診療が行なえるようにしています。
電子カルテシステムと連動した医用画像システムです。
CTやMRIをはじめとして、X線など従来なら撮影から診療まで時間のかかっていた作業がなくなることで、患者さまの待ち時間を大幅に短くすることが可能となっております。
また、画像がデジタル処理されているため細部の拡大画像なども容易に観察することができますし、画質が劣化することもなく過去の検査も瞬時に診ることができ、経過を比べることで確実な診断・治療が行なえます。
画像は、自治医科大学附属病院・放射線科教授と連携し、迅速に、専門医による読影を行っております。